上手に妻の浮気証拠を集める方法

なぜ浮気の証拠を集める必要があるのか

妻が浮気をしていると思った時にやるべきなのは、浮気の証拠を集めることです。

浮気の証拠を集める目的は次の4つです。

目的① : 確実に浮気を認めさせるため

法的に認められる証拠とは「誰が見ても確実に浮気をしていると考えられる資料」のことです。これは言い換えると「これを奥さんに突きつければ、確実に言い逃れはできない」というものです。

別に法的な主張をする気はなくとも100%奥さんに浮気を認めさせることができるものとして法的証拠は活躍してくれます。

目的② : 浮気相手や妻に慰謝料請求

妻に浮気をされたことを証拠をもって立証できれば、浮気相手や自分の妻に対して慰謝料請求をすることが可能です。請求できる相場はだいたい以下のようになります。

浮気の結果相場
離婚や別居に至らなかった場合50〜100万円程度
離婚や別居に至った場合100〜300万円程度

勿論、これはあくまで相場にすぎません。不倫関係が長期に渡って何年も続いていたり、悪質な行動が多かったりすると500万円程度の慰謝料が認められた例もあります。

目的③ : 離婚請求

妻の浮気に気づいたところであなたは離婚したいと考えるかもしれません。

仮に浮気をした妻が離婚を認めなかったとしても、離婚調停、離婚裁判と進んでいって浮気の証拠を提示すれば離婚が原則として認められることとなります。

民法第770条
第1項  夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。 
配偶者に不貞な行為があったとき。 
②配偶者から悪意で遺棄されたとき。 
③配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。 
④配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。 
⑤その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。 
第2項   裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。

目的④ : 子どもの親権獲得

うまく離婚ができたとしても、子どもの親権を父親が獲得することは非常に困難です。多くのケースでは親権は母親が持つこととなります。

しかし、どうしても父親側に親権をとりたい!という時に効くのが妻の浮気証拠です。「子育てを放棄している証拠」として浮気の証拠を提出できるものであれば父親側が親権を獲得するのに有利な材料として働きます

浮気の証拠となるもの、ならないもの

ここでいう浮気の証拠とは、慰謝料請求・離婚請求・親権獲得といった裁判所上の手続きで活躍したり、仮に裁判上で使わずとも「はい、浮気しました」と確実に認めさせるためのものです。そのため、「証拠」といえるかといった判断は一般的な感覚よりもちょっと厳し目にしなければなりません。

1つずつ証拠として認められるのかどうか見ていきましょう。

LINEやメールのスクリーンショット

妻のLINEを見てみたら、男とホテルにいったような話をしている。そういったところから浮気が発覚することは多々あるようです。

しかし、LINEであからさまに怪しい会話をしていたとしても、裁判上の証拠能力は乏しいとされることもあります。例えば、「仲の良い友達とふざけてチャットしただけ」なんて言われてしまいかねないですし、そもそもスクリーンショットというものは改ざんが容易です。そのため、意外にも不貞行為があった決定的な証拠とはならないことが多いのです。

とはいえ、LINEの怪しい会話の部分だけをスクショするのではなく、すべての会話をスクロールで表示しながら、自分のスマホにて動画撮影をしてしまえば、浮気をしていると認めるに足る強力な補助資料となり得ます

一応、LINEのログを全部動画撮影しておきましょう。

録音データ

妻と浮気相手の会話や、浮気を認める妻の音声もある程度証拠能力を有します。

ただこれも単独で完全な証拠となるものではありません。そのため、他の証拠とあわせて使用するものとなるでしょう。

仮に不貞行為中の音声を録音できればかなり証拠能力は高いでしょう。

動画データ

不貞行為中の動画データは完全な証拠となるでしょう。

この点、そういった行為中の動画を撮影することはほぼ不可能かと思えるはずです。しかし、意外にも浮気現場を動画にて撮影されてしまった妻というのは存在します。

例えば、

  • 旦那が自分の留守中に自宅寝室を録音した
  • 車のドライブレコーダーで録画した

なんてことがそう珍しくなく発生するのです。もしも浮気を確信した場合は、おそらく浮気するだろうと思えるタイミングを見計らってこれらの撮影を狙ってみるのもいいでしょう

ホテル・ラブホテルのレシート、カード明細

ホテルで休憩・宿泊をしたレシートやカード明細が出てきた。普通に考えればこれも浮気の証拠になりそうです。しかし、残念ながらホテルやラブホテルの履歴もそれ単体では不貞行為があった証拠としては弱いです。

「急におなかがいたくなってどうしてもトイレが見つからなくてホテルに入った」なんて言われると、やはり不貞行為が確実にあったといえる証拠にはなりません。

LINEで「今日はデートしよう」なんてメッセージがあって、その日のレシートとしてラブホテルの明細があればかなり浮気の証拠として認められる可能性は高くなってきますが、ホテルの領収書は単体では弱いのです。

ただ、使える可能性もありますからしっかりと保管しておきましょう。

避妊具をもっていた

妻のカバンにコンドームが入っていた!絶対に浮気をしている!そんなものを見つけてしまった日には妻の浮気を確信してしまう人がほとんどでしょう。

しかし、これも法的な主張をするための証拠としては不十分です。
ビンゴゲームの景品で当たったというかもしれません。旦那と使おうと思っていたというかもしれません。不貞行為があったと断定できるものとはなりません。

GPSデータ・カーナビ移動記録

GPSを妻に仕込んで今どこにいるのかをチェックしてみたときに、ラブホテルにいたらどうでしょう。また、カーナビの履歴を見たらホテルの駐車場に一晩いたなんて出てきたらどうでしょう。

これは一見浮気の確固たる証拠に感じるのではないでしょうか。

しかし、それはラブホテルにいた証拠であって、浮気の証拠とはなかなか認められません。ホテルのレシート等と同じく、「お腹が痛くなって仕方なくホテルに入った」等いわれてしまうとなかなか難しくなってしまうのです。

しかし、補助的には使えますのでマップ画面をスクショしておきましょう。日付と時間の記録も忘れずに。

その他

この他に、メモやスケジュール帳等に浮気の予定などを入れていたとしてもやはりこれも証拠としては認められません。もしかしたら本当に計画をしていたかもしれませんが、実際に浮気(不貞行為)をしたかどうかは全くわからないからです。

また、髪の毛がついていたとか、キスマークがあったというのも証拠としては弱いです。

そしてもっとも気をつけなければならないのは違法に集めた証拠です。浮気相手の自宅を盗聴・盗撮したとか、そうやって違法なことをして掴んだ証拠は証拠として認められません。

確実な証拠収集方法

こう考えると、法的に認められる浮気の証拠とはかなり収集が大変なんだなということがわかってきます。

そこで、確実に不貞行為があったと認定される浮気の証拠はどういったものなのか。そしてどうやってその証拠を収集すればいいのかを説明します。

確実な証拠

もっとも確実な証拠は、浮気をする日を見計らって尾行をします。そして、以下のそれぞれのタイミングですべて撮影をします。

  1. 自宅から出たとき
  2. 途中、コンビニによった等なにか動きがあったとき
  3. 待ち合わせ場所で相手と会ったとき
  4. 2人で歩いているとき
  5. 食事をしているとき
  6. ホテルに入っていくとき
  7. ホテルから出てくるとき
  8. 浮気相手が自宅に帰ったとき

を順番に記載をします。少なくとも1回は相手の顔がわかるところまで撮影しましょう。そして、時刻と場所データ(GPS画面)等を記録し、また、食事をしたなら食べたものが何かも記載・撮影したほうがいいです。

尾行の際の注意点

尾行の際には、当たり前ですが絶対にバレないようにしてください。

一定の距離をとりつつ、自然な態度であとをつけます。さらに浮気調査を仕事として行う探偵であれば、

  • 途中で着替えも行って悟られないようにする
  • 白い車など特徴がない車で尾行する(できれば何度か乗り換える)
  • 突然電車やバスに乗ってしまうかもしれないのでSuicaやPasmoを絶対に持っておく
  • 適宜、自転車も使う

などといった工夫を重ねるようです。さすがにこれら全部を真似することはできませんが、できる限り取り入れてみてください。

1回の調査では不十分なことも

ラブホテルに2人で入っていった場合であれば上記の流れ1回の撮影で証拠になることもあります(ならないこともあります)。

しかし、通常のビジネスホテルだったり、どちらかの自宅であれば、3〜4回の撮影があって初めて証拠として認められることもあります。

その場合には、辛いですが何度も浮気の日に尾行を繰り返し、撮影をしましょう。

統計上、浮気相手とは月に3〜4回会うという方が多いそうです。

尾行がしんどい人へ

尾行は大変

ただ、あなたは尾行にはかなり向かない人です。なぜなら、妻に完全に顔バレしているからです。少しでも視界に入ってしまうと、尾行が即バレてしまうでしょう。

また、あなたの妻は、簡単にバレる時間帯に浮気はしません。あなたが会社にいっていたり、出張のときを狙ったりします。それを尾行するのはなかなかやっかいでしょう。

ただ、泊まり出張のフリをしてあえて浮気日を特定する作戦は使えるかもしれません。

協力者がいた方がいい

そこで、この証拠集めには協力者がいることが望ましいです。

協力者が顔バレしていない友人であれば尾行の難易度はグッとさがりますし、トイレに行きたくなったときには交代しながら見張ればよいでしょう。いろいろとできることの幅が広がります。

実際、女性であれば友人と協力をして尾行をするといったケースもちらほらお聞きします。それは賢いやり方ですね。

しかし、男性の場合、友達に「妻が浮気しているから尾行を手伝ってほしい」とはなんだか言えない方が多いのです。これは不思議な男女の差です。

であればやはり1人で頑張るか、あとは探偵を雇うかでしょう。現実的なのはこの2択しかありません。

探偵を使うと劇的に調査が進む

探偵は基本的に2名以上で行動をしますし、尾行もプロ。また、証拠になる写真の取り方なども理解しているからです。そして何よりあなたの妻や浮気相手に顔バレしていません。

探偵を雇っている場合と自分1人でやる場合を比較すると、確実に探偵が協力してくれたほうがすすみます

とある探偵事務所は、調査を受けた後に撮影に成功する確率が98%を超えていると言っていました。

しかし、探偵を雇うことに二の足を踏む方も多いです。それは探偵という職業の方に普段接したことがあまりないため、漠然とした不安もあるのかもしれません。

でも安心してください。探偵というのは皆が知らないだけで上手に安く使う方法もあるのです。この方法を使えば、安全にそして安価(普通より20%〜40%くらい安く)に探偵を使うことができます

その方法をこちらのページで解説していますので興味ある方は見てみてください。